発酵と腐敗はとてもよく似ていますが、
有用な結果を生む「発酵」について、
人類は古くからよく知っていました。
欧米の主な発酵食品はパン、ワイン、ビール、チーズ、ヨーグルト。
いずれも、紀元前数千年前からの歴史がある食べものです。
ワイン誕生
「たくさん取れたブドウを、あとで食べるために隠しておいたら、
おいしい液体になっていた」
チーズ誕生
「羊の胃袋で作った水筒に山羊のミルクを入れて旅に出たら、白い塊になっていた」
など、いろんな物語が言い伝えられているほどですね。
アジアは発酵食品がとりわけ豊か。
ベトナムのニョクマム
タイのナンプラー
日本の醤油など
発酵食品がお料理の味を決定しているくらいです。
さらに、日本の発酵食文化は飛びぬけています。
豆腐、納豆、漬物、味噌、鰹節、酒……。
どれも思い起こせば、「おばあちゃんの食卓」に欠かせなかったものばかりですね。
発酵はそもそも、食べものを長く保存するための知恵でしたが、
科学の発展とともに、気候風土に応じて生まれた発酵食品が、
その土地土地に住む人々の体に影響を与えていることが分かってきました。
ナットウキナーゼのサラサラ効果
乳酸菌のスッキリ効果
発酵の最後の仕上げをする酵母菌が生む必須アミノ酸などなど
発酵食品が人類の歴史とともに長く食べ続けられてきたことには、
ちゃんと理由があったのです。
日本食の伝統と文化に発酵食品は欠かせません。
発酵食品を豊かに生み出した土地、
日本に住む私達にとって、
空気のようにそばにあるもの。
けれど、世界中の食べものが手に入る現代では、
いろんな食べものに目移りしてしまい、
伝統食品はつい忘れがちですね。
土地には土地の食べものがあります。
気候風土が生み出した伝統食品は、体内のリズムやバランス
と深く関係していますから、先人の知恵には、
前向きライフのカギがあるのかもしれません。
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